南西レコード

叙事的な唄って良い。

♪グ~スクか~ら~う~り~ぃてぃ~♪(´∀`)♪
南西茶屋です。
さっき夜から勝連グスクに行ってました。
月に何回か、夜でもグスクが怖く感じない日があります。


それはさておき。

突然ですが、叙事的な唄っていいですよね。
例えば、多良間島に伝わるこの古謡。

『あだんやーぬあず(家建ての唄)』

あだん家ぬ按司よ すただんぬばうよ

(あだんやーぬあずよ すただんぬばうよ)
めーぎぶす うぷやーゆ

女按司やりば 女子按司やりば
(みどぅんあずやりば ぶなぐあずやりば)

なら夫ぬまどぅん なら主ねぬまどぅん

(ならぶどぅぬまどぅん ならしゅねぬまどぅん)

山なぐぃば取り持てぃ 先ぷらば取り持てぃ

(やまなぐぃばとぅりむてぃ さくぃぷらばとぅりむてぃ)

北ぬ山出でてぃ くさてぃ山出でてぃ

(にすぃぬやまいでぃてぃ くさてぃやまいでぃてぃ)

あだん山ながき さるか山しゅらぎ

(あだんやまながき さるかやましゅらぎ)

八尋しゃばらきてぃ 十尋しゃばらきてぃ

(やぷぃるしゃばらきてぃ とぅぷぃるしゃばらきてぃ)

八尋ゆーがうつぃん 十尋ゆーがかくん
(やぷぃるゆーがうつぃん とぅぷぃるゆーがかくん)

屋敷型つふり 床根むらがらし

(やすぃくがたつふり とぅくにむらがらし)

……以下略。

アダンの家に暮らしてた女按司は、山刀などの道具をもって、くさてぃの山に行き、アダンや雑木の生えた山を切り分けて、八尋も十尋もある土地を確保し、そこに屋敷の型を造り……みたいな歌意でしょうか、きっと。

按司=その土地の支配者層の人、及びこの場合は村の草分け的な人…でいいかな?
くさてぃ山=村の北方、または後方にあって、集落を包み込み守るようにそびえる腰当(くさてぃ)の山。
 

歌詞はこの後、家が完成する様子まで続き、その出来上がった美しい家を讃える内容も更に後に続きます。

囃子にあたる「めーぎぶす うぷやーゆ」は、
「何度でも見上げてみたいよ、この立派な家は」といった意味か。


良いです。叙事的な唄。泣きそうです。
昔の人々の暮らしぶりが目に浮かぶようです。
遠い昔と現代が繋がる錯覚に陥りたい方は是非!

仲松弥秀著の『神と村』と読み合わせて鑑賞すると、なお良いです。

古い唄って大事にしていきたい。
[PR]
by kooheeee | 2010-02-08 22:54 | しまうた

石垣島東海岸の某集落からいろいろお送りします。
by nanseirec
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

ライフログ

最新の記事

どうやったらそんなの思いつく..
at 2012-12-17 20:42
ここしばらくブログ更新離れが..
at 2012-12-15 16:35
3周年
at 2012-12-01 14:00
阿母
at 2012-11-29 00:51
祖母、逝く。
at 2012-11-27 23:59

最新のトラックバック

検索

タグ

ブログパーツ

ファン

ブログジャンル

画像一覧

イラスト:まるめな